代表:田中 正知 (たなかまさとも) プロフィール
1.代表略歴
2007年6月 | 株式会社Jコスト研究所設立 |
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2007年3月 |
ものつくり大学製造技能工芸学科教授を定年退職
ものつくり大学名誉教授の称号を授与される |
2005年8月 | 東京大学大学院経済学研究科MARC特任研究員の兼務開始 現在に至る |
2000年11月 | ものつくり大学開設に伴い社命により製造学科へ転籍。
( トヨタ生産方式を教えにトヨタから出た 教授の第1号) |
1995年1月 | 本社 物流管理部部長
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1993年1月 | 本社 生産調査部部長;協力メーカーへのトヨタ生産方式の指導と改善。
特に、グループ内全車両生産工場に 組立工程管理システムを展開。 |
1980年8月 | 田原工場へ異動。
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1967年4月 | トヨタ自動車工業株式会社へ入社。8月 高岡工場 へ配属。
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1967年3月 | 名古屋大学大学院工学研究科航空学コース修士課程修了 |
2.公的機関の専門委員歴
06年4月〜
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【内閣府】 | 総合科学技術会議
ものづくり分野PT 委員 |
06年4月から第3期科学技術基本計画が施行に移された。それに伴いこの基本計画策定に関与した立場から、狙ったとおりの効果を上げているかを監視する役目としてPTが設置され、その委員に任命された。 | ||
05年9月〜 | 【内閣府】 | 総合科学会議
製造技術分野推進戦略策定に向けた勉強会 |
ものつくり立国日本を再生するための国家戦略を勉強するための委員会委員
H18年度から始まる第3次基本政策の中の「ものづくり」についての今後5年間の推進戦略を練る。田中は機械産業関係を代表して意見を陳述した。 |
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05年9月〜 | 【内閣府】 | 総合科学技術会議 評価専門調査会
「戦略基盤技術高度化支援事業」評価検討会 |
各省庁から提案された科学技術政策の適否を評価するための有識者委員会委員 | ||
05年3月〜 | 【国土交通省海事局港湾局】 | 「コンテナヤードの在り方に関する懇談会」 |
中国、韓国、台湾。シンガポール等に大きく後れを取ってしまった日本の港湾を21世紀どうやって挽回するか、その根元にある問題点とその対応策について考える。 | ||
04年10月〜 | 【内閣府】 | 総合科学技術会議 「モノづくり力発展・強化に向けた検討会」 |
貿易立国日本のモノづくり力を一層強化いていくためには今後どの様な施策が必要か、日本の実情・実態に即した提言をまとめる。委員は日本を代表する民間企業のモノづくり第1人者、大学からはモノづくり研究の先端で活躍の先生方等で構成。田中はその主査をつとめる。 | ||
01年4月〜
07年3月 |
【道路経済研究所】 | ソーシャルロジスティクスに対応したインフラ整備のあり方に関する研究 |
国土交通省道路局を中心とした官僚と物流・情報の専門家との研究会。 道路にまつわる各国の政策や、道路の社会・経済の及ぼす影響について幅広く、多方面から研究している。 | ||
01年8月〜
02年8月 |
【中部開発センター】 | 中部ブロック広域交通基盤 連携強化計画策定協議会 |
省庁合併に伴い中部地区として旧建設省と旧運輸省との業務を連携させ交通基盤としてのあるべき姿を検討し政策提言をまとめた。 | ||
01年1月〜
02年3月 |
【国土交通省海事局】 | マリタイムジャパン委員会 |
海事国日本復権のためにどういう政策があるかの一環として最近のクラスター論を基に「海事クラスター」の効用とその為の施策についてまとめた。 | ||
00年4月〜
01年3月 |
【WAVE(国土交通省港湾局)】 | 新世紀港湾ビジョン検討調査
交通・輸送分野検討委員会 |
日本における外航海運・内航海運の現状を分析し新世紀の港湾政策のあるべき姿を提言する。その中にあって港湾までの交通・輸送を重点に検討した。 | ||
99年4月〜
04年3月 |
【JILS】 | ロジスティクス情報化推進会議
グランドデザイン委員会 |
99年00年委員長、01年〜委員;日本における物流情報化のあるべき姿を探り、それに向けてのグランドデザインを描いた。 | ||
99年7月〜
01年3月 |
【JILS】 | 高度物流情報化システム開発事業
本委員会(ALIS) |
物流情報化のために「輸送ラベルの標準化」「住所・緯度経度データベース」「道路交通情報データベース」の基本要項をまとめて委託先である所管の省庁に報告した。 | ||
99年10月〜
01年3月 |
【JILS】 | 物流基本法ワーキング委員会 |
「物流基本法」を制定すべく、日本を代表する物流の専門家が集まってその必要性と原案造りを行った。 |
3.投稿記事
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産業訓練 2017年9月号
いまこそ問われる現場での人材育成
〜トヨタ方式は何を大切にしてきたか〜 - 今日は、人材育成の課題は何かというテーマで、私の考えをお話しさせていただきたい。1980年代までは、日本の現場は世界一といわれた。その背景には、経済事情などで大学に進学しなかった優秀な人材が多数企業の現場に入り、努力して創意工夫を重ねて良い現場を支えていた。それが1990年にベルリンの壁が崩壊し、中国を主に社会主義圏の膨大で安価な労働力が一挙に自由市場に溢れ出て、日本の製造業はその対応に追われた。時を同じくして、コンピューターが普及し、現場に行かずにディスプレーを見て仕事をすることがどんどん進んでしまった。企業の中を見ても、本社と現場は分断し、それぞれが部分最適を求めてしまい、全体を見て状況を理舘することができなくなってしまった。卑近な例でいえば、料理を作るときに、冷蔵庫を開けてどんな食材があるかを見てメニューを考えるべきところ、中に多くの材料が残っていても気にせず、レシピ本から材料をリストアップし、必要な量を新たに買って作ってしまうようなものである。...続きは こちら
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商工クラブ 2015年10月号
会社を成長させる『Jコスト論』 - 『ムダ取り』と言う言葉が先行し,現在の売れ高に会わせて生産規模を縮小さ原価低減を計って利益を出そうという考えが横行している。現在偽生産している商品は間違いなく売れ行きが下がるので,長い目で見れば『閉店』への道になる。本来の改革は,(1)運搬,段替えを増やし,Order-Delivery-Lead-Timeを減らす。これにより市場競争力を上げ,値引きをやめる。(2)Total-Lead-Timeを短くし,棚卸資産を現金に換える。...続きは こちら
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月刊『MATERIAL FLOW』8月号 P.81
『社員教育のキーは人間力,生き様を教える人材を現場で育成することの重要性』 -
(株)流通研究社/RCCは,若手経営層を対象に2014年11月から12月にかけての3日間,ものつくり大学名誉教授(元トヨタ自動車物流管理部部長)の田中正知氏を講師に迎えた短期集中講義「田中塾」を開催した。
ここではその終了後,久々に再会した受講者一同で田中氏を囲み,語り合つていただい た座談会の模様をお送りする。経営者の養成や人材教育に関するキーワードを巡り,貴重 な意見が交換された...続きは こちら -
専門機関紙「LOGISTICS SYSTEMS」 2015新年号
「本流トヨタ生産方式とカイゼンの考え方」
ロジスティクスが勝敗を決める--リードタイム短縮が肝心-- - 本日の物流改善事例発表会を、自分もかつて現場で携わったというなつかしい気持ちで聞かせていただいた。この時問は現場からは少し離れて、物流全体を見直す立場でお話したい。私がトヨタ自動車で物流管理部長をしていたときに最も悩んだことがある。それは、物流コストを下げることと一刻も早く商品をお届けすること、どちらが会社の役に立つのか、である。物流管理部長となった1995年当時、トヨタはまだ小さかった。といっても、すでに取扱商品の総額は約9兆円あり、物流管理部の業務は、その9兆円分の商品を世界のすみずみまで届ける物流部門の統括をすることだった。自動車産業において物流は非常に重要な位置を占める。その内容は、@商品車(完成車)の各国内配送と輸出入管理A生産用部品の各国内集荷、梱包、輸出入管理B補修用部品の在庫管理、各本日の物流改善事例発表会を、自分もかつて現場で携わったというなつかしい気持ちで聞かせていただいた。この時問は現場からは少し離れて、物流全体を見直す立場でお話したい。...続きは こちら
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工場管理 2009年9月号から1年間予定で好評連載中
(連載中のため9月号のみサンプル掲載)
こんな「会計諭」が欲しかった! - みなさんの工場、現場では、日々、生産に励みながら、どのような疑間をお持ちでしょうか? 「生産技術に関しては誰にも負けない」、「品質ならまかせてくれ」、「工程カイゼンはこうする」、それぞれに自信を持って取り組まれていることでしょう。 そんな中で、製造現場にとって、「コスト低減」は、あまりにも「当り前」の課題、日標ですが、いったんそれが、現場の手を離れ、「会計」上の計算になった,途端に、いったいどうやって計算しているのか?自分たちの「カイゼン」効果は、果たしていくらになるのだろう?...続きは こちら
2009年度
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商工クラブ 2009年12月号
トヨタ式カイゼンの会計学 - トヨタ生産方式に、まともに取り組むと、会計とぶつかり合います。会計と喧嘩にならないようなカイゼンなら、それは単なるカイゼンごつこであって、決して本物ではありません。例えば、在庫を半分にするのは、本社なら可能です。しかしながら、在庫を半分にしたらどういうことになるか。先ず、在庫を減らすためには、一度、操業を落とさなければなりません...続きは こちら
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富山発モノづくりの未来 2009年11月25日
今、モノづくり企業のなすべき事! - 去年の今ごろから経済環境はひどくなり、特に自動車は大変な状況にある。この不況を脱しても従来通リモノが売れることはまずない。景気の波動性では説明がつかない大変革期だという人もいる。変革の好機とも言われるが、皆さんの会社では今、何をやったらよいのか、一緒に考えていただきたい...続きは こちら
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みやざき中央新聞 2009年10月12日
トヨタ式カイゼンが職場を変える - 働く現場の改善には.二通りあって、一つは仕組みの改善、フロア全体のレイアウトから流し方、商品の作り方を技術的に変えていくという改善、これはネクタイを締めた人がやる改善です。もう一つは、働く人たち自身が自分たちの生きがいとか、自分たちの成長、自分たちのやりがい、そういうものをどんどん発揮して、「現場はいいところなんだ」「自分たちが成長するところなんだ」ということを実感するための改善です。この二つは混同したらいけません...続きは こちら
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海運 2009年7月号
究極のエコシップとは - 私は別の切り口でエコシップを考えています。通常、商船の開発者が船を考えるとき、満載航海時の効率を考えていますが、満載でないときの効率も考えた船の第一歩としてエコシップがあると考えています。現在の船の推進機関は主機と補機に分かれています。航海中は主機で停泊中は補機を回していますが、その間の微調整はできません。私の考える船は例えば小型のエンジン10基を搭載し、満載時は10基全部を回し、貨物の少ない復路は2、3個を回し、係留中は1個だけを回すことでパワーロスを無くせます...続きは こちら
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海運 2009年2月号
海運も薄利多回を目指せ - 20世紀までのトヨタは質実剛健で、従業員を解雇しないという大前提の下で「石橋を叩いても渡らない」といわれるほどの堅い経営をしていた。20世紀まで見られていた本流トヨタ式の2本柱は「自働化」と「Just in time」だが、それを土台として支える4つの企業哲学がある。それは個人の人格を尊重し、会社と共に成長を日指す「人間性尊重」、世の中の変化に対応する「諸行無常、顧客・地域など自社を取り巻く環境と共に繁栄する「共存共栄」、必要なものを現地で調達する「現地現物」である...続きは こちら
2008年度
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企業会計 2008年9月号
Jコスト論と改善活動 - 三十余年間トヨタの現場にドップリ浸かってきた筆者は『TPSの現場改善はQ(自働化)を徹底し、D(ジャスト・イン・タイム)に取り組む。そうすればC(収益)は後から付いてくる。』と教えられ、自ら実践し、成果を上げてきた。成果は上がるが、理論的な説明ができなかった。 最近、世界規模での市場競争が熾烈さを増してきている。それと共に、改善と称して現場に過大なC(コストダウン)を押し付ける動きが盛んになってきた...続きは こちら
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主任者ニュース 2008年9月号
「個」を大切に - 先ず、『なぜ』とは何かについて考えてみましょう。簡単な例で説明しますと、算数の演習問題は、日本だと5+3=□という形で出題されています。左辺が与えられた条件で、右辺がその結果になるという意味ととれます。この答えは一つしかありません。だからこの問題を解くというより、問題と答えを覚えておいて、思い出して答えるということになります。記憶力の問題なのです...続きは こちら
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日刊工業新聞 2008年7月11日
日本のモノづくりを考える - BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)など新興国の経済成長が目覚しいですね。「20世紀までは日本は約1億2千万人を食べさせるために、当時約6億人の欧米市場をどう攻略するかが重要だった。ところが、中国約13億人とインド約11億人の合わせて24億人の市場が現れた。今度は24億人市場に攻め込むために、品揃えをはじめ発送からすべてを変えなくてはいけない...続きは こちら
2007年度まで
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工場管理 2007年連載
”「トヨタ流」現場の人づくり3つのエッセンス - トヨタ自動車がおかしい…そんな記事を日にする。「ここ数年リコールが相次ぎ、2006年には幹部社員によるリコール隠しまで明るみに出た。トヨタのアイデンティティ、代名詞と言ってもよい品質。その品質面における挫折。もし、このままの状況が続けば、トヨタ自動車の将来は、きわめて危ういものになろう」私は2001年に退職するまで、トヨタ自動車に約35年間勤務していた。生産と物流の現場に密着し、指揮・指導してきた私は、トヨタが最も輝いていた時代を知る人間の一人として、こうした現状を見聞きするのはつらく、悲しい...続きは こちら
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中小公庫マンスリー 2007年10月号
”薄利多回”を目指せ 〜Jコスト論〜 - タイトルを見て、「"薄利多売"の間違いではないか」と指摘する読者は多いと思う。利幅はさておき、筆者は"多売"に走ると成功すると思っている。それ故、敢えてこのようなタイトルを付けた次第である。以下、いくつかの例を挙げて多回の効用を説明したい。ダイエーはその創業期において、前日の売上金をトランクに詰めて毎朝仕入れに行ったという。キャッシュは、年間で100回以上廻っていたと思われる。粗利数%でも、年間では売上高粗利率は数百%を超える計算になり、まさに"薄利多回"であった...続きは こちら
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金属 2007年1月号
ものづくりに対する国としての取り組み - 筆者は縁あって内閣府「総合科学技術会議」のある議員の主催する「ものづくり技術分野」プロジェクトチームに、メンバーとして、ある時は主査として2004年から参加してきた。そこには、日本を代表する「参」「学」のものづくりに関する有識者が集まり、これからの日本のものづくりに関して「あるべき姿」について熱く論じてきた。「参」「学」の立場から見れば、それはまた、縦割り行政、省益優先、予算どんぶり合戦を是とし、800兆円になろうとする国家予算を気にしない、官僚体制との戦いでもあった...続きは こちら
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金属 2007年1月号
トヨタ自動車における「専門技能習得制度」 - 今回の「企業におけるものづくり技術の伝承」の取り組みの4社のうち、トヨタ自動車(株)のみが、完成品を組み上げる仕事をしており、他の3社は金属部品を生産する会社になっている。筆者はトヨタ自動車に35年間勤務し、そのうち25年間、乗用車の組み立て工場に関係していた。その関係もあって「組立」に関することを中心にまとめてみることにする。組立作業の技術・技能というのは、ものができる、できないということではなく、いかに速く正確に仕事を完成させるかという「腕」の部分と「個性を持った多数の要因」を適性に合った配置にし、指揮し、いかにチームとして高い品質の車両を速く、安くつくっていくかという「管理・監督」技術、即ち「頭」の部分が必要となる...続きは こちら
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型技術 2006年11月号
「ものづくり現場学」を教える(2) - 現場では設備診断に周波数分析は、ほとんど使われない。人間は言葉を聞き分けるほど、音に敏感にできているので、機械を使うよりも音に慣れた方が実用的だからである。使われない技法を学ぶより、設計に行く学生もいることもあり、世の中で使われている機械要素の実態を学ばせたいと考えた。その場合、あくまでも「まず、全体を見て」、「次にそれを構成する部分としての機械要素を見る」、「その機械要素の頑張りぶりを評価する」という手順にこだわった...続きは こちら
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型技術 2006年10月号
「ものづくり現場学」を教える(1) - 筆者は飛行機の設計技師になることが夢で工学部航空学科に学んだが、当時の飛行機会社は不況で採用がなく、夢を自動車の設計に変更して、トヨタ自動車(当時・トヨタ自工)に就職した。職場配属時に全員設計志願だったので、持ち前の反骨精神から、「自分は現場でも良い」と宣言し、会社の大英断だった院卒生の現場への配属への皮切りの3人組の一人として「初代カローラ」の完成車組立ラインに赴任した。そこは「製造部技術員室」というトヨタ独自の組織で、製造現場を「工場長の立場」で見て歩き、問題点を発見し、改善を図っていく仕事であった...続きは こちら
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日本造船学会講演会論文集第5号 2005年6月第5号
自動車産業に於けるSCMとその評価法の一考察 - 約10年ほど前に突如「SMC」という単語が飛び交い、書店にはこれに関する本が山と積まれた。それまで流行っていたロジスティクスという言葉を飲み込んでしまった感さえある。「企業にとって調達物流も商品物流も大切だ」ということを気づかせた功績は大きい。しかし、その中身については定性的なものが主流であった。本報告は(1)SCMのレベルを表す指標(2)SCMの実態を表す図表を最近発表になったJコスト論から導き出し、それをもとにして自動車産業に於けるSCMの実態と最近のトレンドの定量的な説明を試みたものである...続きは こちら
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海運経済研究第38号抜刷 2004年9月
物流と荷主企業の収益性に関する一考察 ―Jコスト論− - 世界経済の発展に伴って貿易が地球規模で拡大しつつある。製造業からみれば、競争の舞台が国内だけでなく全世界に広がったことになり、商品をどの地域で作りどこの市場に送り込むかの戦略が重要になってくる。それを担う物流は速いほど良く、安いほど良い。一般論から言えば、速く運ぼうとすればコストが割高になる。安く運ぼうとすればとかく物量は遅くなる傾向にある。筆者はかつて自動車会社の物流管理部にいた自動車部品に限れば現地生産が増え、送る部品はより付加価値の高い物になり、在庫低減・スピードアップのニーズが高まっていた。限られたコンテナ定期船の中でもオペレーションによって速さに差がつく。そこで、直行便を運ぶ、輸送頻度を上げる、コンテナ内に空席があっても発送する等、速さにこだわった運用をしてきた...続きは こちら
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プラスチックスエージ 2004年8月号
工場管理システム−トヨタ生産方式とは - 最近の経済誌の論調は、デジタル家電の好調に引きずられた形で全体の景気が上向いたが長続きはしないので、この間にしっかり改善を行い、設備も最新化を計っておきその後の不況に備えるべきだと、自社の宣伝を盛んに行なっている。しかし、コンサルタントに頼めばよいとか、高性能機器を購入すればよいというような単純なものであろうか。筆者は各社各様に、他社に差をつけるモノづくりを、全社一丸となって自力でつくり挙げていただきたいと念じるものである。その参考になればと願いつつ、トヨタ生産方式の基本にある考え方を、筆者の体験を基に説明する...続きは こちら
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[月刊]マテリアルフロー 2004年6月号
物流・情報のPULLシステム化 - IT(情報技術)が高度に進化し、RFIDタグの実証実験などが話題になっている今日でも、物流の現場では納入先によって物流ラベルや納品書が違っており、中には手書き伝票FAXが幅をきかせている業界があるのが実情である。一方、狂牛病事件等により農産物でさえ産地から市場、消費者までの生産・流通仮定でトレーサビリティの確保が求められるようになり、既存の物流システムの再構築が必要となってきている。再構築するのであればここで発想を変えてみてはどうだろうか...続きは こちら
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Vol.45 No.1 IEレビュー234号別冊 研究ノート 2004年3月
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時間軸を入れた収益性評価法の一考察 〜Jコスト論〜 - デフレ不況と称し、各企業が収益性の確保に懸命になっている世情を反映して、書店にはSCM、JIT、ABM、TOC等々の経営改善手法に関する数々の書籍が並んでいる。これらを見ると「高効率生産」「最適化」云々の言葉は随所にある。しかし、実際に改善活動を推進する実務者に向けて、目の前にある現場の実態をどのようにとらえ、何を問題にし、それを改善した時の効果を測る「評価指標」が何かを具体的に示したものは少ない。さらに、その改善が全社の収益性向上にどれだけ貢献したかまでフォローできる「評価指標」については、筆者の満足できるモノはなかった...続きは こちら
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[月刊]マテリアルフロー 2001年10月号
今こそ自社物流を見直すとき - 「もの作り」一筋でやってきた私は物流部門に異動し、そこで「もの作り」の改善方法と見られていたトヨタ生産方式で物流改善を実施し、その有用性と物流改善のあるべき姿を会得した。最近ではネット販売等が始まりオーダーデリバリーのリードタイムの短縮が急務になっているが、需要低迷で工場の人員が余っているのであれば、その人達の「もの作り的」発想により物流のパイプラインを点検することで、かなりのリードタイム短縮と在庫低減がはかられることを提案したい。特に工場を知り尽くし、第一線で活躍している現場人は、現地・現物・実態の調査や小改善には長けており、活動の場を与えれば言葉の通じない海外の物流でさえ成果を上げて来る実力を持っている。彼等はその企業の宝であるだけでなく、日本の宝でもある...続きは こちら
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造船研究 2001年7月号
物流トレンドと船舶への期待 - 1980年代後半から世界の経済や社会の仕組みが急速な勢いで変化をはじめた。それが冷戦終結を呼び、緊張緩和によって産業が軍需から民需への転換を始め、供給力が急増し世界経済が活性化した。それが一方で情報技術の急激な発達を促し、発達した情報技術がまた世界の経済や社会の仕組みを高度化すると云った相乗効果で、益々その変化の速度を増して20世紀に突入したといわれている。残念ながら日本においては、1980年代後半までは元気があって、来るべき輝ける21世紀にむけて「○○21」という沢山のプロジェクトがあったが、バブル崩壊からはおしなべて著しくトーンダウンし、将に失われた10年間となってしまった...続きは こちら
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Vol.40 No.3 別冊 2001年
計測と制御 IT・ITSの進化に伴う物流の進化 - 最近ITの発達は目覚しいものがある。特に携帯電は、iモードを始め、もはやモバイル端末としての確固たる地位を確保し、我々の生活もその中にあって変わりつつある。しかし私生活の変わり方に比べ企業、特に物流関連企業では展開がスローペースなのが気になるところである。ITSも各界を挙げて技術開発が進めれており、産業界では、これがこれからの物流改善の主流になると言われ、コストダウンに熱い期待がかけられている。ここでは物流量の目でIT及びITSの有用性と、それを使って物流がどの様に変わろうとしているのかを考察してみる...続きは こちら
4.掲載記事リンク集
※クリックすると新規ウィンドウでリンク先を表示します。
- 月刊マテリアルフロー 2014年05月号
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連載「原田啓二の一刀両断」(76)
《特別編》本当のトヨタ生産方式はこれだ!
〜物理的時間で現場をJIT管理する〜
Jコスト研究所 田中正知 x 先端ロジスティクス研究所 原田啓二 - 企業会計
- トヨタ生産システムと整合する管理会計
- 株式会社セミナーブレーン協会
- トヨタに学ぶ、ものの見方・考え方 〜中小企業が勝ち抜くための“トヨタ式”思考法!〜
- 潮出版社
- 月刊「潮」2006年6月号
- 日本商工会議所
- 月刊「石垣」 平成19年8月号
- 株式会社エヌ・エヌ・エー(NNA JAPAN Co., Ltd.)
- 田中正知ものつくり大学名誉教授に聞く
- PRESIDENT
- 東大の挑戦! 「ものづくりの神髄」を日本中に広める
- 日経ものづくり
- 日経ものづくり 2010年4月号 特集 「守れ、品質の誇り」
- 特集 守れ、品質の誇り 品質問題を識者に聞く:田中正知氏
- 『社長必読!今月の4冊』
- 『社長必読!今月の4冊』 2009年6月19日号
- 日本ビジネスクリエイト
- なぜ在庫を削減すべきか?キャッシュフロー経営が突破口!
- JBpress(日本ビジネスプレス)
- イノベーション 本流トヨタ方式
- MMRC/東京大学ものづくり経営研究センター(PDF)
- ものづくり会計学現場改善編 〜Jコスト論実践報告〜
- 「海洋政策研究財団」
- ものつくり大学の技術者魂つくり−オリジナル設計の自作艇競漕を通じての新入生教育−
- ITpro
- SCM改革に「時間」の評価指標を